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フランチェスコ・デ・アンジェリスはプラダのスキッパーとして再度カップへの挑戦をもくろむ。準備の周到さは前回以上で、今回も挑戦艇候補として最有力。

2000年カップを防衛したラッセル・クーツ(左)はスイスのアリンギーチャレンジになり、ディーン・バーカー〔右〕はチームニュージーランドを率いて再度の防衛を試みる。二人がカップファイナルで出会い、ニュージーランドがカップを防衛することを国民は望んでいる?

カップ防衛を果たして紙ふぶきの中にいるのは故・ピーター・ブレイク。この時も脅迫電話に脅かされていたけれど、まさかアマゾンで盗賊の若い衆に打たれてしまうとは・・・どうか、カップがニュージーランドに残るようにお守りください。
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南半球の夏が終わって
ルイヴィトンカップまで残り200日をきりました。北半球の冬をオークランドで過ごしたのはアリンギー(スイス)、ビクトリー(スエーデン)、GBR(イギリス)、プラダ(イタリア)に加えてオラクル、ワンワールドのアメリカ勢でした。
2月11日から17日にかけてオークランドではアメリカスカップ国際レガッタが開催され、スエーデン、GBR,ワンワールドがチームニュージーランドに挑戦しました。過去数回はチームニュージーランドが準備するボートでマッチレースを行ってきましたが、今回は各チームがボートを持ち込みでマッチレースを総あたり2ラウンドで勝負を決めました。トップはNZL60を用いたチームニュージーランドで5勝1敗(ワンワールドに負け)、2位はワンワールドで4勝2敗(チームニュージーランドとGBRに負け)、3位はビクトリー(GBRに2勝)、4位はGBRで1勝5敗(ワンワールドに勝ち)でした。大会の最終日にはフリートレースで約20マイルのコースを走りましたが、これにはGBRの2隻目と元チームニュージーランド艇で現在はオークランドの観光仕様で使われているNZL40が加わり、6隻で争い、ワンワールドが1位、ビクトリーが僅差でチームニュージーランドを振り切って2位でした。ビクトリーはSWE63という新艇でレースしましたが、ワンワールドは前回デニス・コナーが使用したUSA55(スターズ&ストライプス)での参加でした。GBRはニッポンチャレンジから買った韋駄天を使いました。
プラダは3月中旬でオークランドのセーリングを終え、コンテナをヨーロッパへ送ります。5月中旬からプンタ・アラで練習が再開されますが、新艇のITA74がその頃に進水し、セーリングテストはいよいよ秘密になります。ワンワールドも同じくアメリカに戻り、6月まで地元でテストが続きますし、イギリスは4月12日に新艇の進水を予定しています。
イタリアのマスカルツォーネラティノはワンワールドがオークランドで使っていたUSA55を買い、4月中旬までオークランドで練習を行いますが、タクティシャンのフラビオがメルジス24世界選手権で優勝し、元気があります。また、フランスは大西洋側のロリエンに設置されたベースキャンプで着々とトレーニングを重ねています。
オラクルレーシングはポール・ケイヤードがボルボオーシャンレースに乗りこみ、シンジケートを離れたという話ですが、クリス・ディクソンもシンジケートヘッドのラリー・エリソンと折り合いが悪く、人事で波風がたっている様子です。
残念なニュースはドイツから初挑戦を予定されていたイルブルックシンジケートで、3月13日に挑戦を断念する発表がありました。イルブルックは現在ボルボオーシャンレースでトップを行くチームですが、アメリカスカップを6年計画で取り組むつもりが、資金集めでうまくいかず、ここですっぱりとやめることになりました。その他のシンジケートは新艇を建造して、確実にスタートラインに到達できそうです。心配していたマスカルツォーネラティノはイタリアのテンカラ造船所で建造を始めており、ITA72号艇ができますし、フランスも準備は進んでいます。
各シンジケートの一覧表とウェブサイトをまとめましたので、英語に強い方は直接情報を追いかけてください。前回と異なり、どのシンジケートもかなり凝ったウェブサイトです。
(2002年3月19日)
文 斉藤愛子 写真1 Louis Vuitton Media Centre/Jon Nash
写真2・3・4 Prada Challenge for America's Cup 2003
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