
組合わせ 予備戦に残った4チームの中で予選ランキングが最も高かったワンワールドが対戦相手としてチームデニスコナーを選びました。従って、残ったプラダがビクトリーと対戦します。 マッチレースのトップにたって対戦相手を指名する場合、明らかに力の差がある相手がいる場合は決めるのが楽ですが、力の差が少なく、力の差が少ない場合、またスピードアップができる艇種の場合、選ぶのは楽でなく、誰かが選んでくれた運命に従うほうが楽な場合があります。今回もワンワールド以外の3チームは誰と対戦しても気にならないと思いますし、ワンワールドも今の段階では気にならないと思います。ただ、1戦目で負けたりすると、選んだ相手を間違えたとか感じたりするものです。 結局、ここから上へ行くためには全ての相手を倒すしかないわけで、ワンワールドがスターズ&ストライプスを破ったとしても、次にプラダかビクトリーを破らなければならず、その後にはアリンギとオラクルの敗者と戦い、それに勝ってやっと決勝へ進めるのです。プラダのスキッパーであるフレンチェスコ・デ・アンジェリスが、「対戦相手のことはこれまでの試合結果から分析していくが、それ以上に自分の艇のスピードをあげ、ミス無くセーリングすることに集中しなければ、とても勝ち抜いていかれないだろう。非常に厳しい戦いだ。」とコメントしていますし、負けたら、そこで終わってしまうのですから。 ワンワールドとビクトリーはともにスタートで積極的なマッチレーサーをヘルムスに起用していますから、ワンワールドとしてはスタートでの接近戦が苦手なスターズ&ストライプスのほうが選考逃げ切りパターンにもっていきやすいかもしれません。しかし、スターズ&ストライプスのスピードもあなどれないものがあります。結構、厳しい争いになるのではないでしょうか。 ビクトリーとプラダはプラダの改造次第だと思います。確かに、ここまでのところ、プラダの改造プランはやるたびにアップという成果をあげていますが、何しろあわただしくて、改造ばかり繰り返しているようでは間に合わないのではないかとプラダは不安材料も多いです。アリンギはそれをよんで、プラダがドタバタのうちにとどめをさしておこうと考えたのでしょう。ビクトリーも常にスピードアップしてきていますが、デザインチームを見ている限り、それほどのスピードアップのためのオプションがあるとは思えないのです。もしも、プラダが更なるスピードアップに成功してしまうと、プラダ有利でしょう。そうなると、ビクトリーの積極的なスタートが見られ、白熱したマッチレースが期待できます。ヤスパー・バンクもマグナス・ホルムベルグもプラダのスターティングヘルムスマンをつとめるロッド・デイビスとはシドニー五輪前にソリング級で何度も対戦していますから、ロッドの手の内はお見通しです。逆に、ロッドも今、スピードのことよりはプレスタートの相手の手口を分析することに集中しているかもしれません。 予備戦は11月23日、1時15分にスタートです。 ルイヴィトンカップの成績や3Dのレースシーンを見るサイト(英語、仏語、伊語)は下記のとおりです。 「ルイヴィトンカップを見るサイト」 http://www.louisvuittoncup.yahoo.com http://www.americascup.yahoo.com ここへ接続し、 Results で成績を見てください。 文:斉藤愛子 ※本WEBページ掲載内容の無断転載を禁じます。 |