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ルイヴィトンカップ ファイナル 1月12日
第1戦はアリンギの勝ち
久々に天気も風もベストだったオークランドで、アリンギ対オラクルの初戦が定刻の13時15分にスタートしました。予選レースのここまでの成績通りアリンギが勝つのか、オラクルの最後の追い込みが結果につながるのか。初戦が一番ワクワクするものですが、結果はアリンギが1分23秒差で勝ちました。
コースは55度で設定されていたため、スタート前に吹いていた45度からの風は下有利のスタートラインになっていました。左エンドをとったのはオラクルでした。アリンギの艇上ではスタートで左側をとることを盛んにいっていましたから、スタート後に即タックして逃げなければならないのは、仕方のない動きです。途中でオラクルも右から入ってくる強めの風をを察していたのか、右側にかえす最初のチャンスでアリンギの前を通って右側に出ようとしましたが、横切るには少し距離が足りず、下先行でタックをして受けました。ここから先、風は最大で65度まで右にふることになり、僅かの差ながら右側にいたアリンギがへダーの時にはピンチモード、リフトの時にはスピードモードと、スイスの精密機械ばりの走りを見せて上後方から平行位置、上先行と前に出て、1上マークを47秒先行しました。
オラクルは第2レグで65度へふった風が徐々に左へ戻り、30度もふった時にシフトをつかみきらず、アリンギがジャイブしてコース中へ戻した時も更に外へ出て、レイラインを超えてしまうミスを犯しています。この時に内側でジャイブしていたならば、アリンギとの差をつめることもできたかもしれませんが、外へいき、差は1分23秒にひろがってしまいました。
残りの4レグはシフトする風の中、アリンギがアップウィンドでもダウンウィンドでも手堅くカバーをしてオラクルを1分24秒差でくだしました。アリンギは正確なコースどりとピンチモードでも、スピードモードでもオールラウンドに走れる力を見せてくれました。オラクルはスピード差だけの時間差ではありませんが、アリンギのようにスピードモードで走ろうとすると今ひとつスピードに乗れていないし、ピンチモードにするにはセールのしめが足りないし、コースのミスもあったしということで、その差が時間になっています。ただ、今日1日の走りで全てを決めてしまうには少し早すぎるかもしれません。風速の変化も右へふって落ちた時には10ノット以下になり、左にふってシーブリーズが入った後は15ノット近くまであがったため、1レースの間に両艇の性能よりもレースぶりがかいまみれました。オラクルはアリンギよりも目に見えて遅いわけではありませんが、速いわけでもありません。ミスはひとつも許されないのです。
負けたオラクルのクリス・ディクソンは「負けたことは残念だが、それだけのこと。このシリーズで5勝するという目的は変わっていないし、明日もレースが同じように始まる。今日1日では何も変わっていない。」と、相変わらずピリピリしています。アリンギのタクティシャンであるブラッド・バタワースはもう少しほっとした表情ですが、「レーザー・レンジファインダーがあると正確で素早くあいての位置を確認することができるし、コース上での自分の場所もわかる。今日はハンドベアリングコンパスだけだからポジションを出すのに時間がかかって面倒だった。レーザーがあるほうがいい。自分達はグースも持っていないし・・・」とレンジファインダーの使用禁止を時代に逆行していると残念がっていました。話題の中心になっていたグースですが、首から先がなくなり、どうやらレーダーの部分は取り外されたようです。
明日は北北東の風が11-15ノットの予定で、レースはシフティーな風の中での戦いになります。

オラクルのグースは首がなくなり、飛べないグースになりました。
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アリンギが上突破をした7分間。ハイヤー、ファスターという声が聞こえそ
うな走りでしたが、右側になったのはラッキータックだったと、バタワースはいいま
す。
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アリンギ・タクティシャンのブラッド・バタワース。レーザーレンジファイ
ンダーが使えなくて、仕事がのろいと文句をいわれているらしいです。
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