ルイヴィトンカップ ファイナル 1月13日

 第2レースもアリンギの勝ち(40秒差)

小雨がぱらつくオークランドでルイヴィトンカップの第2レースが行われました。北東から東っけの風が11-15ノットというレースコンディションですが、追いつけそうで追いつかず、抜けそうで抜けないオラクルは精神的に厳しい2敗目となりました。

スタートはダイアルアップから1回のサークリングをへてアプローチに入りましたが、オラクルは右、アリンギが左から出ました。昨日のアリンギと同じくオラクルはスタート直後にタックして逃げましたが、今日は左側から出たアリンギもすぐに追いかけて2艇ともポートタックになりました。その後、2回のタッキングとクロスがありましたが、結局アリンギがリーバウなり、先行の位置なりで受け、3度目のタックでアリンギが相手をコントロールできる位置を確保すると、オラクルはスターボードタックのレイラインまで追いやらそうになり、オラクルがそれを避けてコースを落としてアリンギのカバーからずれて風下位置を走って何とか食いついていきました。1上マークはアリンギが26秒先行して回りました。

アップウィンドではアリンギがピンチングしても、スピードをつけておとして走っても、自由にステアリングできる性能でオラクルよりも有利なように見えましたが、タックをするたびに差が少しづつできます。オラクルは高さを損しないし、スピードもなるべくおとさない上手なタッキングをしていました。しかし、ダウンウィンドになるとオラクルが巻き返し、1下マークでは2艇身差にまで追い上げてきました。問題はその時のオラクルのスピン回収で、スピンポールのトッピングリフトをとめているロープがジャムクリートから外れてしまい、ポールが突然落ちて、デッキにあたり折れ、同時にスピンは海中に落ちてしまいました。回航動作の途中でしたから、クローズホールドのコースに入ってからスピンハリを切り、折れたポールは次のアップウィンドの間に修理キットで直しました。19秒差での接戦はこのトラブルの間に1分近くにもなってしまいました。

この後もオラクルはアップウィンドでやや離され、ダウンウィンドでおいつきというパターンでアリンギに迫ります。折れたポールは当て物をして無事に修理し、15ノットのダウンウィンドのレグでは非対称スピンをあげるアリンギとスピンネーカーをあげるオラクルとでコース取りの差があり、おとして走れるオラクルが差をつめていきます。アリンギは最終ジャイブでスピンシートとポールの取り回しをジャイブでミスしてしまい、ジャイブを途中でとめて、やり直す場面がありましたが、余裕の走りで2勝目をあげました。

明日は予備日で、レースがありません。アリンギもオラクルも艇のチューニングやセッティングを変えて、更なるスピードアップをテストする予定です。オラクルはミスを減らさない限り、アリンギに勝てないでしょうし、明日のレイデーで調整できないと、アリンギが5タテで勝ちそうな勢いです。アリンギはとにかく早くこの決勝を終わらせて、アメリカスカップに挑戦するために艇の改造をしたいわけで、オラクルに一度たりとも負けないでいこうとしていますから。


スタートはイーブンに出たのですが・・・オラクルは1レグでのタックが上手でな かったです。第5レグでのタッキングは悪くなかったので、最初からもっと飛ばして くださいよ。





最初のクロスはドキドキしました。オラクルの前をアリンギは横切れず、リーバウ でタックしました。



ルイヴィトンカップの成績や3Dのレースシーンを見るサイト(英語、仏語、伊語)は下記のとおりです。
「ルイヴィトンカップを見るサイト」
http://www.louisvuittoncup.yahoo.com
http://www.americascup.yahoo.com
ここへ接続し、 Results で成績を見てください。

文・写真:斉藤愛子

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