ダブルハンド女子470級前に戻るコンテンツへ

470級女子
470級女子の紹介:
ダブルハンド・センターボードボート
女子二人乗り

全長 4.70メートル
幅  1.68メートル
重量 120kg
セイル面積
メンセイル 12.70m2
ジブセイル 3.6m2
スピンネーカー 10m2


重 由美子(しげ ゆみこ)
生年月日:昭和40年8月4日(34歳)
出生地 :佐賀県
所属 :玄海セーリングクラブ
身長 :150cm
体重 :49kg
戦績 :
1996年アトランタ オリンピック 同級2位
1992年バルセロナ オリンピック 同級5位
最終学歴:唐津東高校1984年卒業

木下 アリーシア(きのした ありーしあ)
生年月日:昭和42年2月4日(33歳)
出生地 :デンマーク・コペンハーゲン
所属 :玄海セーリングクラブ
身長 :175cm
体重 :69kg
戦績 :1996年アトランタ オリンピック 同級2位
1992年バルセロナ オリンピック 同級5位
最終学歴:フェリス女学院大学文学部 1991年卒業
重・木下組
3度目の五輪代表となった
重・木下組





470級はフランスのアンドレ・コルヌ氏設計のボートで、1976年からオリンピッククラスになりました。1984年までは男女の区別がない種目でしたが、1988年のソウル五輪から女子だけの種目が新たに増えました。
470級は日本で大学選手権、実業団選手権、国体などに使われていますから、盛んなディンギークラスです。女子は1987年から99年まで資生堂カップ国際レースが開催されてきました。スキッパーが55キロ前後、クルーが65キロー70キロ前後で背が高いこと、二人の合計体重が120−125キロくらいのチームがオリンピックを狙っています。
強風でのセイリングは女子にとってきついボートですが、年ごとにアスレティックになりつつある470セイラーにとって、絶好のチャレンジになっています。トラピーズあり、スピンあり、クルーワークが重要です。

ギリシャチーム※写真1

重・木下組はバルセロナで5位、アトランタでは銀メダルを獲得しました。アトランタが終わった後は暫く休んでいましたが、98年から重は新しいクルーの浪瀬と活動を始め、99年1月の世界選手権にもでています。しかし、99年4月のレースで浪瀬が腰を傷めた後は急遽木下が戻り、国内予選を勝ち抜いて、3度目の代表になりました。重にとってはソウルから数えて、これが4度目のオリンピックキャンペーンになり、470女子の中では大ベテランです。アトランタの時はバルセロナが終わってからずっと活動を続け、常にレースで上位を走っていましたが、今回は休んでいる間に新しく強化されてきた海外の選手達を追いかける格好になっています。
軽風から中風でのスピードは世界でトップクラスですから、強風で上位艇にしがみついていくようなしぶとい走りがでれば、メダルに届くチームです。アトランタの時よりも強敵が増えましたが、最後の追い込みに期待がかかります。

オーストラリアチーム※写真2

ナターリア・ヴィア・ドフレスネ※写真3

470級女子はアトランタの銀メダルであった重・木下組、銅メダルのタラン・パコルチック組(ウクライナ)が健在ですが、ギリシャ、イタリア、スペイン、地元のオーストラリアがこの1―2年で急成長を見せて、各レガッタで上位を独占しています。アトランタ五輪以降、独走状態だったウクライナはこの3チームにつかまり、苦戦を強いられています。
この他にも2人目の子供を生んでから復帰してアメリカの予選を勝ち抜いてきたJJアイスラー・グレイサー組もベテランの味を出して、本番までにはきっちり準備をしてきそうですし、吹いたら強いデンマークのワード姉妹やニュージーランドのヘンシャウ・エグンット組もあなどれません。ダークホースは5月に開催された世界選手権で重・木下(5位)に続いて6位に入ったオランダです。ヨーロッパ級から転向して半年でこの成績は見事であり、この後、本番まで更に強くなりそうな勢いです。

イタリアチーム※写真4



(※写真1)
この3年で力をつけてきたギリシャチーム
(※写真2)
地元シドニーでメダル獲得なるか。この1年で急上昇してきたオーストラリアチーム
(※写真3)
スキッパーのナターリア・ヴィア・ドフレスネはヨーロッパ級でバルセロナ五輪銀メダリスト。今回は470でメダルを狙います。
(※写真4)
プレ五輪での優勝をはじめ、シドニー湾では強いイタリアチーム

文・写真:斉藤愛子


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