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セーリング競技のコース
競技方法を簡単に説明します。海上にブイを使ってコースを設置し、そのマークを順に回航します。シドニー五輪では7タイプのコースがありますから、各図を参照してください。
どの種目もスタートは全艇同時にスタート、フィニッシュラインを横切った順に着順がつきます。成績は失格した艇を削除してからでますが、失格はおもに次のものになります。
OCS(スタート時間よりも早くスタートラインを横切ってしまった艇)
BFD(スタート時の失格ルールが適用されている時にスタート時間の1分前からスタート時間の間にスタートラインを横切ってしまった艇は失格になります。このルールはスタート合図の5分前に黒旗が本部艇にあがります。)
DSQ(レース海面は広く、全ての場所に審判艇がいるわけではありません。2艇以上が衝突したり、ルールの上で権利をもっている艇が衝突を避けるために回避した時にはレース艇から抗議を出して、陸へ戻ってから審判の審問をうけ、違反があった艇が失格となります。マッチレースはレース海面に2艇しかいないので海上審判がその場で判決をだし、違反した艇はすぐにペナルティーターンをします。フリートレース(オリンピックではソリングのマッチレース以外は全てフリートレースです)の場合、自分の違反を認めた艇はその場でペナルティーターンを行うことにより、違反を解消することができます。
RET(レースを終了した後、違反を認めたり、何らかの理由があって自分からレースを棄権した時にリタイアとなります)
DNF(レースをスタートしたものの、完走できずに終わった時にDid Not
Finishがつきます。)
DNS(レースに出たのにスタートラインをきることができずに終わった艇にはDid
Not Startがつきます。)
DNC(全くレースに出ない艇はDid Not Competeがつきます。)
他にも幾つか失格の記号がありますが、こういった失格艇を除いた時に正式な成績がでます。このサイトの速報では「着順」として、とにかくフィニッシュした時の順位をなるべく速くお知らせしていきます。
シドニーでは各海面に次のグループ別でレースを行います。
1)ミストラル男子、女子
2)49er
3)470男子、女子
4)レーザー、ヨーロッパ
5)フィン、スター
6)トルネード級、ソリング級(フリートレース)
7)ソリング(マッチレース)
どの海面でレースを行うかは前日の夕方までに発表されますが、どのコースを使うかはスタート前の予告信号までわかりません。本部艇に掲示されます。日本から参加する7種目について説明します。
コースは台形(トラペゾイド)と風上・風下の2タイプになります。台形の外周がコースa、内周がコースb、湾外のエリアでは水深が深く、マーク設定に手間どるため、コースcは台形の内周をゲートにしていません。49er以外は皆台形コースです。
コースdは風上・風下ですが、49erは風上へ行く時も風下へ行く時もジグザグに走り、風下マークがゲートになっています。同じコースをトルネードも使いますが、トルネードは湾外にも出るため、風下マークを1個設定するだけですむコースeも用意されています。
ソリング級のマッチレースも同じような風上・風下コースを使いますが、マッチレースに限り、マークを右側に見て時計回りにマークを回ります。
フィニッシュラインはブイとフィニッシュ艇の間で、運営艇が両エンドから記録します。オリンピックではタイムが表示される時もありますが、セーリング競技の順位は着順で1位、2位ときめます。10秒差だろうが20秒差だろうが1位と2位であり、11レースのタイムを合計するというようなことはありません。各レースの順位をポイントに置き換え、その合計点が少ない人から上位になります。11レース(49erは13レース)を予定していますが、5レース以上を行うと1レース、9レース以上を行うと2レース、悪い順位をすてることができます。
セーリング競技は8日間の勝負です。気まぐれなお天気や風に悩まされるものです。
文:斎藤愛子
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