
![]() レーザー級の紹介: シングルハンド・センターボードボート − オープンクラス レーザー 全長 4.23メートル 幅 1.37メートル 重量 56.7kg セイル面積 7.06平米 (写真) アトランタ五輪で金メダリストのロバート・シェイド(ブラジル) |
| 鈴木 國央(すずき くにお) 生年月日:昭和51年9月2日(23歳) 出生地 :三重県 所属 :日吉染業(株) 身長 :180cm 体重 :83kg 戦績 : 第13回アジア大会(1998年タイ バンコク)同級4位 |
![]() 鈴木國央(左)と スエーデンのカール・スネソン |
| レーザー級は世界で最も普及しているディンギーで、アトランタから五輪種目になりました。1970年代前半にできたクラスですが、最初からオリンピッククラスになることをせず、まず普及、そして世界に根ついた段階でオリンピックへと路をつなげてきました。 一人乗りの1枚帆で、買ったままのボートを殆ど変更することができません。ロープ類とティラーは自分の好きなものを使うことができますが、「みんなが同じ道具を使い、ヨットを操る技術とレース技術で勝負」というコンセプトで活動しているクラスです。極めてシンプルなボートです。 オリンピックを狙う選手は75−85kg、身長も180センチを越えます。ハイクアウトする筋力、常に体を動かしてボートを走らせるバランスと持久力、タッキングやダウンウィンドでボートをあおる瞬発力。道具にたよることができないので、体が資本になります。そして、ボートスピードの差がありませんから、スマートなレース展開ができる選手が常に上位をしめます。 ※写真1
鈴木國央は高校3年の時にユース世界選手権にレーザー級で出場しましたが、その後、アトランタでレーザー代表だった佐々木共之(今回は49er代表)といっしょに遠征をしながら、国際大会に積極的にでていきました。アトランタの後は自分一人でニュージーランドやオーストラリアへ遠征し、オークランドの語学学校へ行って英語も勉強しました。国内のレースだけではより高いレベルにあがれませんから、この2年は殆どの時間を海外で過ごし、夏はヨーロッパでレース転戦、日本の冬は南半球でトレーニングやレース転戦を繰り返してきました。 昨年まではレーザーのトップセイラーに全く歯がたたなかったのですが、今年に入ってからは上位に食い込むシーンが見られるようになり、シドニー本番まで、まだまだ伸び盛りです。ダウンウィンドでのスピードを克服したら、本番で10位以内を狙えます。 ※写真2
レーザー級はアトランタ五輪で金メダルのロバート・シェイド(ブラジル)、銀メダルのベン・エインスリー(イギリス)、銅メダルのピール・モバーグ(ノルウェー)、4位のマイケル・ブラックバーン(オーストラリア)がそのまま4年間、上位に君臨しています。その中に割り込んで入っているのがセルジ・カッツ(オランダ)、カール・スネソン(スエーデン)で、この面々が揃ってでている大会で他の人が3位以内に入ったのを見たことがありません。地元オーストラリアのブラックバーンがアトランタから更に力をつけてきましたが、メダルはこの6名で争われるといえます。 どの大会でもシェイド対エインスリーが見所になりますし、スネソン以外はみなアトランタから2度目のオリンピックですから、本番でペースを崩すこともないでしょう。 ※写真3(※写真1) とっぽいセルジ・カッツはオランダ代表 (※写真2) スパレガッタで並んで歩くイギリスのベン・エインスリー(左)とロバート・シェイド(ブラジル・右 (※写真3) 鈴木國央と地元オーストラリアのマイケル・ブラックバーン 文・写真:斉藤愛子 |