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470級世界選手権大会(ヨット競技) 第6日成績

5月19日 決勝4日目 「前線通過で荒れた金曜日」

※写真1

朝起きたら、小雨まじりに黒い空で、湖面は風がありません。スタート予定時刻は10時でしたが、午前8時45分に延期信号があがり、北風が吹き始めた午前11時35分に延期信号が降りて、出艇になりました。世界選手権が始まってから初めて強い風が吹き、前線が通過した午後2時過ぎには沈艇続出しました。バラトン湖は水深が3−5メートルしかありませんから、逆さまに沈するとマストが湖底に突き刺さります。自力で起こせなくなり救助されてリタイアする艇もありましたし、マストが曲がったり、折れたりしたボートも少なくありませんでした。

※写真2

男子は3レースが行われ、オーストラリアが1位をキープしています。2位にはフランスのフィリップ・カリオー組があがってきました。3位にはアトランタ五輪金メダルのウクライナ、4位にアメリカのフォースター・メリック組が手堅くあがってきています。フランスとウクライナは沈して順位を崩したものがあり ますが、明日2レースできると総合でも2レースを捨てることができるようになり、優勝争いは混沌としています。

※写真3

辻・轟組は昨日の第6レースで規則42(推進方法に関する規則)で海上審判に違反をとられました。これが2度目になります。1度目はその場で720度をやれば解消、レースを続行することができますが、2度目はその場でレースをリタイアするか、もしくは続けて走ってフィニッシュするとDND(総合成績から捨てることができない失格)になります。辻・轟組は勘違いしたのか、720度を行い、そのまま走ってしまいましたから、DNDとなりました。また、浜崎・宮井組も今日の第7レースで2度目の違反をとられてしまい、仕方なくリタイアしました。浜崎にとって不運だったのは第8レースでマストを調整するプラーが壊れてしまい、第8レースも途中でリタイア,修理してでようとしたものの、第9レースのスタートに間に合わず、今日3レースともDNFになりました。

女子は前線通過に伴う強風で沈艇が続出、視界も悪く、2レースが終了した時点で終了、全艇帰着となりました。強い風の中、重・木下組は苦戦でしたが、何とか上位に離されないように食いついて頑張り、総合でも3位にいます。吹いても吹かなくても走れるギリシャ、スペインが前にいます。ウクライナのタラン・パコルチック組が4位まで追い上げてきました。

井嶋・生田組は沈してマストを湖底に突き刺してリタイアとなりましたが、追ったり曲げたりせずに起こすことができました。

明日は前線が通過した後の西風が吹く予定ですが、今日ほど強いことはなさそうです。最終日、重・木下の踏ん張りに期待します。

470級男子 42カ国 112隻参加 (日本から3隻) 決勝3グループ
(本日3レース)
ゴールドフリート (39隻)
34位 辻 寛基 ・ 轟 賢二郎 (熊本県セーリング連盟)
     24-35-27-32-19-DND-31-17-11
シルバーフリート (39隻)
8位 石橋 顕 ・ 後藤 浩紀 (宮城県セーリング連盟)
     10-6-13-19-26-7-2-19-14
26位 浜崎 栄一郎 ・ 宮井 祐治 (関東自動車工業)
     13-11-22-17-17-3-DNF-DNF-DNF

470級女子 30カ国 58隻参加 (日本から3隻) 決勝2グループ
ゴールドフリート (30隻)
3位 重 由美子 ・ 木下 アリーシア (玄海セーリングクラブ)
     14-7-7-3-6-2-12-13
30位 橋本 小百合 ・ 福島 光知子 (関東自動車工業)
     OCS-12-28-26-16-21-27-20
シルバーフリート (28隻)
6位 井嶋 千寿子 ・ 生田 真紀子 (東亜建設工業)
     7-5-7-4-8-5-14-DNF

大会全体の成績は
http://www.hunsail.hu/470/frameindex.htm
トップページからResultにいけます。


(※写真1)
前線通過に伴う黒雲の下でスタートする女子シルバーフリート。
(※写真2)
98年ワールドチャンピオンのフィリップ・カリオー組(フランス)。
(※写真3)
アトランタ五輪男子金メダルのブラスラベット・マツイエンコ組(ウクライ ナ)。

文・写真:斉藤愛子



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