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ソリング級は1972年からオリンピッククラスになりましたが、バルセロナからフリートレースとマッチレースの両方を行うようになったため、経験豊富なトップセイラーが集まるクラスになりました。
クルー3人の合計体重が260kgということもあり、大柄なセイラーが多くなります。他のオリンピッククラスからのステップアップ(フィン、470などから)してくる人もいれば、オフショアセイリング、マッチレースのサーキットで活躍する選手、さまざまです。
※写真1
シドニーではすでに国枠の予選が終わっているため、16カ国が選ばれています。この16隻が最初にフリートレースを行い、上位の12カ国がマッチレースに進みます。マッチレースになればそれまでのレース得点はなしとなり、ゼロからスタートですが、組み合わせを決める時にフリートレースの上位のほうが有利になります。従って、12位でマッチレースに進んだとしても、金メダルを獲得するチャンスがあるわけです。
※写真2
メダルの有力候補は今年のシーズンで抜群の走りを見せているオランダのハイナー/ヴァン・ニーカーク/デ・リダー組(ハイナーはアトランタでフィン級の銅メダリスト)、世界選手権を制覇したアメリカのマドリガーリ/ヒーリー/ジョルダン組(ジョルダン選手は95年のニッポンチャレンジのメンバーでしたし、マドリガーリ、ヒーリー選手はアトランタの銅メダリストです)、ドイツのシューマン/バー/ボロウスキー組(シューマン選手はオリンピック金メダルを3回獲得しています。アトランタの覇者です。)、後はデンマーク、スエーデン、イギリスが続きます。
とにかく激戦のクラスですから、誰が勝っても不思議はありません。吹けばオランダ、トリッキーなコンディションならスエーデン、うまさではアメリカとドイツ、デンマークという状況でしょうか。
※写真3
フリートレースはシドニー湾の外で行われますが、マッチレースはA海面(オペラハウスの正面の水域)で行われます。ヨットレース後半になると、ソリングの激戦をオペラハウス前の石段から間近に見ることができます。
※写真4
日本からは蔵道組が挑戦したのですが、予選枠で19番目となり、残念ながら枠がとれませんでした。8月のエントリー締め切りまでにエントリーをとりやめる国があれば繰り下がりがあるかもしれません。

(※写真1)
激戦の中でメダル有力なオランダのロイ・ハイナー。アトランタ五輪での銅メダル(フィン級)、世界一周レース、マッチレースなど経験豊富なオランダのエースです。
(※写真2)
地元オーストラリアのネビル・ウィッティーは99年のキールウィークで優勝しました。マッチレースが得意なチームです。
(※写真3)
イエールでの表彰台。3人が3チーム、9人で1トンを越える大男の集団です。優勝はオランダ。
(※写真4)
プレ五輪で優勝したスエーデンはシドニー本番でうまさを見せるかもしれません。
文・写真:斉藤愛子
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