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<< 準備完了 >>
今日は開会式のため、オリンピックマリーナは静かな午後です。殆どのボートが計測を終了していますが、ヨーロッパ級のアトランタ金メダリストであるクリスティーナ・ロウグがレースで使用するマストが計測を通らずに苦労しています。
ヨーロッパ級はアトランタ五輪以降、マストに関するルールが大幅に修正され、マストトラックの形状などの変更がありました。ロウグのマストは94年タイプのもので、改正されたルールには適用していません。日本の佐藤麻衣子も95年タイプのマストを計測に持ち込み、同じ点で計測をパスしませんでした。両名は大会主催者にリクエストを出して使用可能のお願いをしましたが、これは通りませんでした。佐藤はこのマストがスペアですから今回の使用はあきらめましたが、ロウグは強風で使うことを考えていたため、マストトラックを改造して再度計測に持ち込む様子です。

写真1:「マストが計測を通らなくて苦労しましたが、やっと準備ができまし た。」
最後の調整で海に出る佐藤麻衣子(ヨーロッパ級)。
フィン級でもマストで問題が発生していますが、こちらはたまたま練習中に折れたマストの亀裂部分から構造上の問題点が発覚し、同じメーカーのマストは全部問題があるのではないか、X線で構造チェックをしないといけないのではないかとざわめきが始まりました。フィンは第1レースが23日ですから、それまでに解決するはずですが。
オリンピックに持ち込む艇は計測対策が充分に準備されているため、殆どの艇がスムーズに計測をパスしていきました。マイナーな点がひっかって多少の修正をしなければならないものもあり、ミストラルの見城も重たいマストを削って直したりしました。しかしながら、開会式を前にして、日本チームは全艇準備ができました。
少し前に中国のドーピング問題が騒がれました。それに関係あるのかないのか定かではありませんが、中国のセーリング競技のレーザーとヨーロッパ級は昨日、正式エントリーリストから消えました。レーザー級は43隻、ヨーロッパ級は27隻、ヨット競技全体で402名になりました。参加全選手のリストをアップしましたので、ヨット通の皆さんは知っている名前を探してみてください。また、各選手の詳細はIBMオフィシャルサイト(http://www.olympics.com)のSailingでParticipantのところに身長、体重、生年月日などが掲載されています。

写真2:聖火リレーでシドニーは大混雑。
渋滞に巻き込まれた松本真也(49erのサポートスタッフ)撮影。
いよいよ28競技、257個の金メダルを争うシドニー2000がスタートです。開会式で全選手の先頭をきって競技場に入るのはギリシャの旗手であるニコス・カクラマナキクス。ミストラル級男子アトランタ五輪の金メダリストです。
(9月15日発信)
文・写真:斉藤愛子
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