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<< 風よ吹け! >>
初日から予定どおりにレースを行ってきたトルネード級が今日はD海面で風待ちの末、レースができる風が吹かずに終わってしまいました。2時過ぎから海に出たミストラルは1レースを行うことができましたが、3日間で合計4レースしか終了していませんから、明日もレースをすることになりました。
見城、今井ともに予想どおりの健闘です。女子はドイツがここへきて急にひらめいたような素晴らしい走りで、今日もトップフィニッシュで、トータルでも1位をキープしています。アトランタ3位のイタリア、1位のニュージーランドが後ろにつけていますが、軽風でのドイツは安定したレースぶりです。香港とオーストラリアがそれに続き、今井はそ
の次にぴったりつけています。
男子はアルゼンチンがトップにでました。また、 ギリシャ(アトランタ金)も5位へとあがってきました。混戦の中盤で見城はふんばっています。今日は1上までのコースで失敗しましたが、スピードは十分あるので、後半戦に期待です。5レースを終了すると1レースを捨てることができますから、その時点で順位が大きくかわります。
トルネードはレースがありませんでしたから、オーストリアがトップで、他の強豪チームがやや苦戦して順位を崩していることから、オーストリアとオーストラリアの対決になりつつあります。オーストリアはヨットがそれほど盛んな国ではなかったのですが、トルネードの活躍でスキッパーのハガラ選手は有名です。しかしながら、風が弱くてトランポリンの上で横になって休んでいる選手を見ると、早く片方のハルをうかせて水の上を音をたてずに華麗に走る姿が見たいと思ってしまいます。

F海面でのレースだったソリングはフリートレースを終わらせてマッチレースの準備をしたいせいか、2レースを強行軍で行いました。16艇から4艇がマッチレースへの予選落ちになりますが、ドイツは今日の2レースで生き残り、かわりにバルセロナ五輪の金メダリストであったデンマークが予選落ちになりそうです。フリートレースは6レースを予定していましたが、合計4レースしかできていませんから明日もレースをやることになりそうです。
B海面では470男女のプラクティスレースが1レース行われました。各選手とも調整に余念がないはずですが、オーストラリアが男女とも出ていなかったのが気になります。アメリカ、スペインが男女ともに好調です。470は明日が初日で、今日はレースが終了後、殆どの艇が引き上げていましたが、重・木下組は今ひとつ走りに満足できなかったようで、1艇で練習を続けました。うまく調整できたようです。
シドニー湾は見るにはもってこいです。レースをする選手にとってはたいへんな場所ですが、陸のあちらこちらから手にとるように見れる場所はシドニーだけでしょうか。B海面はブラドリーズヘッド、C海面はネルソンパーク、D海面はミドルヘッドという具合に観戦場所も決ってきました。今日はブラドリーズヘッドでアメリカチームのサポートをしているピーター・アイスラー(奥さんのJJが470女子のスキッパー)に出会いました。アメリカチームは無線を使って風の情報を海だけでなく、陸から見ている優秀な目をもつサポートスタッフからも取り入れています。
前半を終了したクラスもあれば、明日からスタートするクラスもあります。オリンピックが始まって明日は5日目になります。
(9月19日発信)
文:斉藤愛子 写真:松本真也
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