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今日から470男女、レーザー、ヨーロッパのレースが始まり、レイデー返上になったミストラル男女、49erと合わせて日本チームは7種目10人、コーチボート4艇、全員フル出動になりました。
ソリング級は今日の予備日を使い、フリートレース6レースを完了。マッチレースへと残れなかったのはカナダ、イタリア、フィンランド、スペインの4カ国で、バルセロナ五輪の金メダリストであったデンマークのバンク組は予選最終順位で何とか残ることができました。アトランタとソウルで金メダルだったドイツのシューマン組も10位でぎりぎりですが、マッチレースに残っています。ソリングはどのチームも強豪ですから、予選落ちした4チームは悔しい限りでしょう。しかし、1位のノルウェーは最終レースにでなくても1位ですから、強さが光ります。23日からマッチレースが始まります。
D海面で行われたミストラル男女のレースは無事に2レースを完了しました。合計6レースを終了したので1レースをカットできるようになりました。女子はドイツ、イタリア、ニュージーランドが堅く、4位以下が離れてきました。オーストラリア、香港は追い上げることができません。ドイツがどこまでプレッシャーに絶えられるのか。今井は安定して頑張っています。気持ちの強さがレースに出ています。
男子は1カットになりオーストラリア、ニュージーランドが3、4位にあがってきました。オーストリアがプレッシャーに負けずにトップをいきますが、エントリー数が多いクラスだけに、今後もどういう展開があるのかわかりません。見城は第5レースでの失敗がたたって順位をおとしてしまいましたが、強気で頑張ってほしいものです。

49erは3レースを良い風の中で行い、ドイツ、アメリカ、フィンランド、スペイン、オーストラリアという順になっています。オーストラリアのニコルソン組は第4レースで沈して15位をとってしまいましたが、よく立ち直り次のレースでは段トツでフィニッシュ。メダル争いに残ってきましたが、これ以上ミスは許されません。
中村・佐々木組は混戦の中で踏ん張りますが、マークラウンディング時の小さなミスで順位をおとしていたり、風の通り道を見落として抜かれたり、厳しいです。ハイスピードのボートですから、パフを逃したときの差はあっという間に100メートルになってしまうのです。しかし、今まで差があると思っていた上位チームと互角にレースできるようになっていますから、残りの10レースでいい走りを見せてくれるでしょう。
レーザー級はアトランタ金のシェイド(ブラジル)が安定して初日を好スタート。ライバルのエインスリー(イギリス)は第1レースで23位と出遅れましたが、第2レースでトップをとり、しっかりと立て直しました。風の強弱がある海面ですが、上位を狙ってくるであろうオーストラリア、スエーデンも確実な走りです。鈴木は第2レースで12位とよく走りました。第1レースの失敗は忘れて、着実にいきましょう。
ヨーロッパ級は大本命のオランダが第1レースでは圧倒する走りを見せながらも第2レースでは途中で沈する大失敗で安定していません。凄い顔で怒りまくりでした。アトランタで4位に終わり今回は必ずメダルをとりたいというロバートソン(イギリス)が初日のトップで落ち着いています。スピードが良いフィンランドがそれに続いています。アトランタ金のデンマーク、銅のアメリカは出遅れました。
佐藤はオリンピックレースの最初のマークを8位で回りましたが、次のマーク回航でマークタッチをしてペナルティーをしている間に抜かれてしまいました。思いきりよく、元気な走りに若さが溢れていて、第2レースでは13位で入りました。地元のデニソンはプレッシャーに負けているのか、大きく崩れたスタートになりました。
470級は男女とも本命とされているチームが上位をしめています。男子は軽風のスピードが良いポルトガルがトップで、ワールドチャンピオンのオーストラリア、アトランタ金のウクライナ、フランス、アメリカも続いています。女子はアメリカが安定して走りましたが、シドニーに強いイタリア、オーストラリア、ギリシャなど予想通りの展開です。重・木下もまずまずの滑りだしです。
思ったよりも風が吹かないシドニーですが、明日の後半から天気が変わります。明日も日本チームは全員出場で、いよいよオリンピック本番という雰囲気になってきました。湾内にはあちらこちらに日の丸が見えるようになり、日本から応援に来ている家族、友人、シドニー在住のヨットファン達が選手に聞こえないことがわかっていても大きな声を出して声援をおくっています。「ニッポン、チャチャチャ(拍手)、頑張れよ!」
(9月20日発信)
文:斉藤愛子 写真:松本真也
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