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トルネード級は1966年にイギリスで設計された双胴艇(カタマラン)です。モントリオール五輪からオリンピック種目になりました。初期はイギリスが強かったのですが、ソウル、バルセロナはフランスが連覇し、アトランタはスペインが金メダルでした。 ※写真1とにかく速いボートです。双胴艇ですから、ふたつのハルの間をトランポリンでつないであり、その上を乗り手が動き回り、クルーがトラピーズにでます。 直線スピードが速いので、タックやジャイブでロスする時間が大きく、なるべく方向転換をしないでレースを組み立てるようになります。 ※写真2シドニーでは湾の外の広い海面、湾内の狭い海面とでレース展開がかわります。外の海面では最大限のスピードを使って直線距離でかせぎます。湾内ではタッキングやジャイビングを強いられますから、方向転換でかかる時間のロスをどれだけ最小限度におさえられるか、狭い場所でスピードをおとさずに走る技術の差がでてきます。そういった意味では過去の大会よりも難しい海面です。 ※写真3シドニーでのメダル候補にあがっているのはオーストリアのハガラ・ステイナーシュ組、フランスのペネック・ギシャール組、アトランタ金メダリストのレオン・バレスター組(スペイン)、ドイツのギブラー・シュワール組、そして地元オーストラリアのバンドック・フォーブス組です。また、92年のアメリカスカップの時にニッポンチャレンジのスキッパーをつとめたクリス・ディクソン選手がニュージーランドの代表になり、プレ五輪で6位に入っています。 ※写真4日本からは出場しません。 (※写真1) オーストラリアのバンドック(左)とフォーブス組。ジョン・フォーブスは国際トルネード級協会の会長でもあります。 (※写真2) オーストリアのハガラ・ステイナッシュ組。 (※写真3) フランスのペネック・ギシャール組 (※写真4) 92年ニッポンチャレンジのスキッパーだったクリス・ディクソンとオリンピック期間中に1歳になる娘。 文・写真:斉藤愛子 |